Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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「おいしいアート」の楽しさ満喫
横須賀美術館で開催している「おいしいアート展」を見てきました。カスヤの森現代美術館に行った折、同伴した若いアーティストがスマートフォンで検索し、近くの美術館で不思議なタイトルの美術展をやっていると教えてくれたので、急遽横須賀美術館に向かったのでした。「おいしいアート展」は文字通り食事や食材を扱った古今東西の名作を集めたもので、学芸員による企画が決め手の展覧会だと理解しました。「食べる」ことは私たちにとって欠くことの出来ない行為であり、それを表現した作品は数多くあるということは、誰もが知っています。現代のコーナーではオブジェやスーパーリアリスムや図解的な作品が展示されていましたが、個人的趣向として駒井哲郎の瀟洒な銅版画や藤田嗣治の動物が登場する宴会シーンを描いた作品が面白いと感じました。「食べる」というテーマはまだまだ展開の余地はあるでしょうし、楽しさも倍増しそうです。今後のユニークなテーマに期待したいと思います。