Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

週末 制作と鑑賞で充実した一日
創作活動は制作と鑑賞が両輪となって進んでいくものと私は考えています。週末になると美術館や映画館に頻繁に足を運んでいて、今日も鑑賞では充実した一日を過ごしました。私は制作工程を考えながら週末の作業をどこまでやるのか自分で決めています。それはどんな予定があっても遂行していきます。今日は東京の画廊や美術館へ行く予定があったため、今朝は7時から工房に行き、陶彫部品の彫り込み加飾を行いました。ほぼ2時間で今日の作業は終了しました。朝10時頃、家内と横浜の自宅を出て、東京京橋にあるギャラリーユマニテに向いました。同画廊で「サイトユフジ展」が開催されていて、サイト(斎藤)さんから案内状を頂いていたのでした。サイトユフジさんは大学の先輩にあたる人で、特に家内は専攻も一緒でした。当時世界を席巻したウィーン幻想派に憧れてウィーンに渡り、サイトさん夫妻は長くウィーンに住んでいました。私もウィーンではお世話になりました。彼は昆虫の集合凝縮した情景を絵画で細密に表現していて、国内外で発表をしていました。親しくお付き合いさせていただいた奥様が他界され、現在は山形県にアトリエを構えていられます。画廊でサイトさんと話していると、ギャラリーせいほうの田中さんがひょこり顔を出しました。偶然にも思わぬところで楽しい時間を過ごすことが出来ました。「サイトユフジ展」については後日改めて感想を書きたいと思います。次に新橋まで銀座通りを歩き、パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「表現への情熱」展を見てきました。「カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち」という副題があったため、久しぶりにカンディンスキーの作品が見たくなったのでした。企業が経営する美術館の中でパナソニック汐留ミュージアムは面白い企画が多く、私は同美術館によく出かけます。「表現への情熱」展も感想は後日に改めます。夕方一旦自宅に帰り、夜7時過ぎに家内と車で横浜の中心に向いました。常連になっているミニシアターに映画「ボブという名の猫」を観に行ったのでした。このところ毎週末に映画館に出かけています。そのうち2本が猫に纏わる映画です。我が家にトラ吉が居ついてから、私たちも猫ブームに乗ってしまいました。昨年作られたこのイギリス映画は実話を基にしています。薬物依存症だったストリートミュージシャンが野良猫を拾ったことで、人生が変わっていくストーリーでした。詳しい感想は後日に回します。結局、今日は朝7時から工房で作業を開始し、映画鑑賞から自宅に戻ったのは夜中の12時近くになっていました。丸一日を制作と鑑賞で過ごした最良の一日でした。