Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 定番化しつつある土曜名画座
やっと週末になりました。気温が上がって春爛漫な雰囲気の中、朝から工房に篭りました。私は花粉症でクシャミがよく出ます。若い頃に比べれば、花粉症は楽になった気がしていますが、加齢で身体の各所が緩んできているために、花粉症に敏感ではなくなったのではないかと思っています。工房の周囲は相変わらず花々が咲き誇っていて美しいと思います。今日は彫り込み加飾と、明日の成形に備えて大きなタタラを6枚作りました。やはり土曜日はモチベーションが上がらず、今ひとつ制作に気合が入りません。そこで、夕方になっていよいよ定番化しつつある映画鑑賞に行きました。今日は家内が同伴してくれました。土曜日の夜は横浜の中心街にあるミニシアターへ行くというコースは、これはもう土曜名画座と称しても良いくらいの習慣になっていると思っています。今日観た映画は「長江 愛の詩」でした。中国の大河である長江の絶景をカメラに収めた映像が美しいという評判を聞いていたので、楽しみに出かけたのでしたが、映画の内容は私が考えていたものと少々違いました。ミニシアターにしては50人以上の観客がいましたが、私と似た世代の高齢者が多く、きっと私と同じように巨大な観光資源を背景に愛の逃避行が展開するのかなぁと思っていた人も多かったのではないかと思いました。確かに映像は美しいと感じましたが、グレートーンの渋みの効いたもので、現実と虚構が交錯する謎の多い展開がありました。精神性に軸を置いた物語構成は、過去と現在を包括する野心作とも言えますが、単純には楽しめない要素が満載でした。詳しい感想は後日改めます。土曜名画座があったために、今日は充実した一日でした。