Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 冬季休業の初日
今日から職場は冬季休業に入ります。出勤日もありますが、年休を使うと最大16日間の休みが取得できます。この長期休暇の制作目標は陶彫部品を8個作ることです。単純に計算すれば2日で1個作るわけですが、職場外の催し物に参加したり、大晦日や正月もあるので、計算通りにはなりません。多少の無理も承知で頑張っていくつもりです。今日は朝から工房に篭りましたが、土曜日はウィークディの疲れがあって、なかなか作業が捗りませんでした。昨晩は職場の納め会もあったので、今日はぼんやり過ごしたい気分でしたが、とにかく日々のノルマを達成しなければ制作目標に近づかないので、土練りや大きめのタタラを複数枚作っていました。夜はRECORD制作に費やしました。RECORDは2週間分の遅れを取り戻すために、今までの大量の下書きに彩色を施していました。絵の具が乾くまで現象学の書籍を手にとって頁を捲りましたが、頭が朦朧としてデカルト式図式というのがなかなか入ってこず、今晩は現象学の学習は諦めました。人間は機械のように動けないものだなぁとつくづく思いました。学問は時間刻みのスケジュールでは頭に入らないものなのかもしれません。現在の私にとって読書は楽しいものではありません。難解な語彙の中に自分を投入して、混み入った理論を紐解いていく学習なのです。それでも単元を読み終えて、あれこれまとめをしていると不思議な満足が得られます。それは創作活動も同じです。創作活動はまさに労働の蓄積で、耐え忍ぶ姿勢で作業をやっています。これも出来上がってくると不思議な満足感がやってきます。即座に楽しめないところに高水準な楽しみがあると言えます。これを16日間やっていると結構大変かもしれません。今日は16日間の初日で、内容としては手強いスケジュールだなぁと思っているところです。