Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

今年最初の夜の制作
三連休でやり残した作業を、今晩仕事から帰宅した後、工房でやりました。1時間程度なら寒くても作業が出来ると判断して、暗い夜道を工房に向かいました。工房に着いて作業を始めると、工房に棲みついている魔物に取り巻かれ、作業はトントン拍子に進みました。陶土に触れていると私は不思議な満足が得られます。沸々と意欲が湧いてくるのです。工房に点在する陶彫部品は私の分身たちです。私の心のカタチはこんな雰囲気を纏っているのかぁとつくづく思いました。昼間では考えないことを夜になると考えるのはどうしたものでしょうか。私の彫刻作品は私のどこから生まれてくるのか、これら陶彫部品は本当に私が作ったものなのか、今までのNOTE(ブログ)にも自己イメージの源泉を書いてきましたが、眼の前に広がっている30個以上もある陶彫部品は、理由なく突如ここにやってきた異生物が、気候変動によって固まってしまった化石のようにも思えるのです。こんな不可思議な物体を私が作っていることが自分でも信じられなくなることがあるのです。私にとって彫刻とは何なのか、それは私が魂を吹き込んだ私とは別個の生物みたいな気がしています。それらはじっと私を待っていて、工房の風景に馴染んでいるようにも思えます。次から次へと誕生する生物は、私の宝物であり、心のカタチであり、私を支えてくれる頼もしい存在です。夜の工房では生物たちから声が聞こえてきそうです。そんな雰囲気を感じさせてくれる夜の工房には、またやって来たいと思いますが、昼間の仕事から帰ってくると、制作する気持ちが萎えてしまっている時もあって、習慣化できない辛さもあります。