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連休④ 平成時代の幕引き
連休4日目ですが、今日が4月最終日となり、また天皇の退位により平成時代の幕引きとなる一日でした。私は昭和の時代に生まれて学生時代を過ごしました。大学で彫刻という表現に出合い、創作の世界を求めて海外で5年間暮らしました。帰国後、横浜市の公務員になり、彫刻制作との二足の草鞋生活をスタートさせました。社会人になって間もなく昭和の時代が終わり、平成の時代が始まりました。私の彫刻は、陶彫によって架空都市を表現するひとつの世界観を獲得し、平成時代の30年間の後半は毎年のように東京銀座で個展を企画していただきました。私にとって平成時代は作品を世に問う時代だったと思い返しています。個展作家として過去13回も個展をやりましたが、今まで嘗て一度も作品に満足できず、今も理想を追って作り続けている次第です。令和の時代になってもそこは変わることはないでしょう。ただし、令和2年に私は再任用満了を迎え、公務員管理職を退職し、いよいよ彫刻一本になります。2年後になりますが、ここで私の方向転換がやってくると信じています。これからどんな時代を迎えるのか、半ば楽しみでもあります。さて、今日で4月が終わるので、いつものように今月を振り返って見たいと思います。今月に職場が転勤になり、慌しい毎日を送っていますが、創作活動はテーブル彫刻「発掘~曲景~」を作り始めました。これはまだ完成しませんが、連休中に何とかしようと思っているところです。展覧会には「東寺展」(東京国立博物館)、「ジョセフ・コーネル コラージュ&モンタージュ」展(DIC川村記念美術館)、「空間に線を引く 彫刻とデッサン展」、「荘司福・荘司喜和子展」(平塚市美術館)へ出かけました。映画鑑賞では「あなたはまだ帰ってこない」(シネマジャック&ベティ)に行きました。多忙だった仕事の合間を縫って、よくぞ行ったものだと自分なりに評価しています。RECORDは相変わらず厳しい状況が続いています。言い訳になりますが、転勤の不安定さがRECORDに影響を及ぼしているのです。これは何とか手を打たなければなりません。RECORDを始めて10年以上が経っています。その間に転勤もありました。それでも何とかやってきたので、今回もクリアできると信じています。読書は敢えて難解な書籍を避けて、分かり易く面白いものを選びました。そのためか読書をしている時は気分が安定しているように感じています。「日本流」は私にとって癒しでもあり、刺激剤でもあります。令和がスタートする来月も頑張っていきたいと思っています。