Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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連休⑦ 作品移動&映画鑑賞.その2
連休の7日目になります。今日は朝8時から工房に篭りました。明日からロフトの拡張工事が始まるため、工事現場の下にある陶彫部品を安全な場所に移動しなければならず、昨日の彫り込み加飾が残っているにも関わらず、まず作品の運搬から始めることにしました。この作業があったおかげで、新作「発掘~双景~」の大まかな構成を行なうことが出来ました。まだボルトナットで陶彫部品を繋ぐことはしませんでしたが、土台となる陶彫部品に2段目の陶彫部品を積み上げて全体の様子を眺めました。ほぼイメージ通りだったので、ちょっぴり安心しました。次に旧作で梱包をしていない陶彫部品が数多く作業場に放置してあり、それらを別の場所に移動しました。今日は気温が上がり、額に汗が出てきました。頭に被った手ぬぐいは汗びっしょりでした。何とか午後2時頃までに工房の整理は終わりました。結局、今日は制作が出来ず、彫り込み加飾は明日に回すことにしました。夕方は家内と連日になる映画鑑賞に出かけました。昨日チケットを購入しておいた映画「グリーンブック」を今晩漸く観ることが出来ました。横浜のミニシアターは今日も満席で、当日券はありませんでした。アメリカ映画「グリーンブック」は米アカデミー作品賞に輝いた作品で、私はどうしても観たかった映画なのでした。横暴で無教養なイタリア系用心棒が、孤高の天才黒人ピアニストの運転手として雇われる物語で、人種差別が色濃く残る1960年代に行なったコンサートツアーを描いていました。これは実話を基に制作されていて、初めは自分の流儀を譲らず、衝突ばかりしていた2人が、やがてお互いを信頼しあえる仲になり、黒人ピアニストは人との関わりを求め始め、運転手は差別や偏見を自ら正そうとする姿勢が生まれます。タイトルの「グリーンブック」とは黒人旅行者を対象としたガイドブックで、黒人が利用できる宿や店、日没後の外出禁止令などの情報が掲載されているものでした。この冊子はとりわけアメリカ南部で重宝されたようです。主人公(運転手)に、ピアニストの契約レコード会社からこの冊子を渡され、2人のツアーが始まっていきます。詳しい感想は後日改めますが、昨日と今日で充実した2日間を過ごしました。