Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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8月の制作目標
今月、職場では休庁期間を設定し、夏季休暇を取り易い状況を作っています。私も例外ではなく、今月は旅行も創作活動も共に邁進させていきたいと願っています。まず陶彫制作ですが、全体の計画として屏風の形式を採用します。そこに半立体の陶彫部品を接合していきますが、屏風の前にも陶彫部品が迫り出してきて、作品は床置きになっていきます。今回のイメージは屏風と床を使い、蒲鉾状の陶彫部品が長く連結していくものです。先月発表した「発掘~双景~」で指摘された動的な生命体をさらに発展させて、廃墟に陶彫が蛇のように蔓延る世界です。あまり情緒に流れすぎないように基本となる造形をきちんと踏まえた構築物を作ろうとしています。今月は屏風になる厚板を準備して、全体構想をまとめます。これはまとまった時間がないと捉えが難しいので、休庁期間をこれに当てます。石川雲蝶の複雑に絡まった天井浮き彫りとは表現が異なりますが、あのパワーに少しでも近づけたいと憧れているのです。陶彫部品は全体の要になるものを作ってみようと思っています。やや小さめのテーブル彫刻も準備します。これは今月はまだ手を出しません。陶紋もまだこれからです。RECORDは、自ら決めた通り今月も一日1点ずつ作っていきますが、過去の下書きの仕上げを併行して続けます。何とか下書きの山積みを解消したいと願っていて、これは夜の食卓で頑張るしかありません。鑑賞は美術館や博物館に積極的に足を運ぼうと思っています。観たい映画もあるので、これは大いに楽しもうと思います。夏季休暇での旅行は、ありきたりですが関西に行く予定です。家内の希望は姫路城、私は相変わらず関西方面の美術館です。往復の東海道新幹線の乗車券を手に入れました。読書は何を読もうか思案中で、書棚に未読の書籍が並んでいます。難解な哲学書もありますが、気分としては緩い書籍に手がいきそうです。今月も暑さに負けないように適度に頑張っていこうと思っています。