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週末 窯のメンテナンス&自宅リフォーム職人下見
週末になりました。今月の週末は朝から工房で木材加工に取り組んでばかりいて、単調な作業が続いています。今日も例外ではなく新作の屏風になる厚板材に格子模様を刳り貫く作業を行っていました。朝10時になると窯の世話をしていただいている業者がやってきました。工房にある窯は定期的にメンテナンスをしていただいていて、先週業者が見に来られた時に、窯の周囲の鉄板に錆が出ているのが気になると言っていました。今日はその錆を削りとって耐熱用の塗料を施すメンテナンスをやっていただきました。私は陶彫作家としては焼成の数が多く、それだけ窯を使用しているので窯の管理は欠かせません。ただし、私は焼成に釉薬を使わないので、釉薬が流れたり、飛び散ることがなく、窯の内部はいい状態に保てているのではないかと思っています。1時間くらいの修理で窯が生まれ変わったようになりました。日常では有り得ないほどの高温になる窯は、常に危険な要素を孕んでいます。自分の安心のためにもメンテナンスをやっていただいているのです。業者が窯の修理をしている間も、私は板材の刳り抜きをやっていました。漸く昼過ぎに5枚目の刳り抜き作業が終わりました。午後は自宅に戻って、このところ何回も続いている自宅のリフォームのための打合せを行ないました。2時ごろに建築業者が職人を連れて自宅にやって来ました。大幅に変更する和室の状態と入れ替えをするシステム・キッチンの具合を職人さんは念入りに下見をしていきました。今まで机上の打合せだったのですが、漸く工事が始まるのかなぁという意識になりました。実際の工事は3月中旬になりますが、この下見にも1時間半くらいの時間がかかりました。夕方、再び工房に戻って、板材の刳り抜き作業の続きをやっていました。板材の1層目は残り1枚で終わりますが、来週末から2層目に取り組めそうです。明日は久しぶりに窯入れを考えています。ちょうどメンテナンスを終えて良好な状態になった窯で焼成できることが楽しみになっています。