Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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連日酷暑の8月を振り返る
今日は8月の最終日です。NOTE(ブログ)のアーカイブを見ると、毎年8月は酷暑が続いているようで、昨年は酷暑に加えて多雨のことも書かれていました。今年は横浜で風雨による被害は少なかったものの体温ほどに上がった気温は変わらず、連日汗まみれで制作をやっていました。今月は31日あるうちで工房に通ったのは27日間ありました。横須賀や東京に展覧会を見るために出かけた日や叔母の葬儀、4回目のワクチン接種のために大事を取った日などが工房に行かなかった日でした。創作活動に休憩を取らない私の性癖は健在だったと言えます。ただし、制作時間は気候の良い時期に比べると短縮していて、その分身体を休めていました。加齢のせいとは思いたくないのですが、やはり疲労は溜まるようで、一日6時間作業をした日は身体が動きません。夕方自宅のソファに横になったまま起き上がれないことがありました。胃腸の調子も悪くなったときもありました。これは教職にいた時も同じで、身体が悲鳴を上げているのかなぁと思っています。創作活動は精神的に自己を追い詰めていくので、単純な労働でないことは百も承知ですが、不思議な魔力があって制作中は至って元気なのです。ましてや素材を相手取っている彫刻制作は、魔物が棲んでいるとしか言いようがありません。今月の鑑賞は、まず2ヵ所の美術館に出かけました。「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」展(横須賀美術館)、「ゲルハルト・リヒター展」(東京国立近代美術館)で、仏像と現代アートというまるで異なる世界に触れてきました。そのどちらも自分にとっては感覚に刺激を齎すものでした。映画も2本観てきました。「憂鬱之島」、「アウシュヴィッツのチャンピオン」(両方ともシネマジャック&ベティ)で、所謂ミニシアターで扱っている作品で、どちらも社会的な背景を考えさせるものでした。その他では前述した叔母の葬儀があり、ワクチン接種があり、突発的なものとしては亡父の残した植木畑にスズメ蜂が大きな巣を作っていたので、業者を呼んで駆除してもらいました。駆除代は相当かかりましたが、私の住んでいる横浜市旭区は補助費が出ないことが分かってショックを受けました。今月の読書は彫刻の歴史をテーマにした書籍と、印象派の事件をテーマにした書籍を読んでいて、これは来月に継続いたします。