Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 充実の1週間
週末になりました。週末にはその週を振り返ることをしています。今週も月曜日から土曜日の今日まで、毎日午前中は工房に籠って陶彫制作に明け暮れていました。これは退職前の勤務のように継続しているので、自由の身になった現在でもとりわけ辛いことはなく、一日のルーティンになっているのです。しかも新作は同じサイズの立方体を作り続けているので、作業にメリハリがなく単調な作業を繰り返しています。陶彫は素材そのものに神経を使うために単調な作業でも飽きることはありません。これは労働の蓄積であり、陶土との対話であると自分に言い聞かせています。それが新作のコンセプトなのです。今週は午前中は陶彫制作に精を出していましたが、午後は月曜日と火曜日、金曜日は近隣のスポーツ施設に水泳をやりに行っていました。これも決まったスケジュールで動いています。水泳を始めた若い頃は、近所の仲間とマスターズ大会に出場するために頑張っていましたが、今は体力を維持するためにやっています。マスターズ大会に出ていた頃は、まだ教員として学級担任も部活動顧問もやっていたので、泳力を伸ばすために夜間のコースを利用していたのでした。あの頃はよくぞ身体を保っていたものだと我ながら感心してしまいます。今週の水曜日の午後はミニシアターに足を運び、香港の民主化運動を描いた映画を観てきました。その他では火曜日に「彫刻の歴史」(A・ゴームリー M・ゲイフォード共著 東京書籍)を読み終えたことです。これは持ち運びができないくらい分厚い書籍で、毎晩面白がって読み耽っていました。私の読書癖は若い頃と現在ではまるで違ってきています。若い頃は手当たり次第書籍を購入して複数冊を乱読していました。どこまで読んだか忘れるくらい多くの書籍を抱えていて、途中で放棄してしまったものもありました。それらが今も書棚に埃を被って眠っています。今は一冊ずつ丁寧に最後まで読破していて、その章毎にこのNOTE(ブログ)に上げています。現在は「彫刻の歴史」を読み終えて、とつおいつ読み始めていた「絵画の黄昏ーエドゥアール・マネの闘争ー」(稲賀繁美著 名古屋大学出版会)を再び丁寧に扱っています。そんなふうに書いていくと、今週は充実した1週間だったと言えます。