Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 18冊目の図録の撮影日
個展用の図録は今回で18冊目になります。設置に手間のかかる集合彫刻を作っている私は、作品を見せるために図録が絶対に必要で、デジタルな画像を駆使して作品の楽しさを伝えています。また図録の撮影日は、今夏ギャラリーで発表する新作の完成日にもなるのです。今日は晴天に恵まれました。振り返ってみれば、図録の撮影日は晴れた日が多く、幸運にも恵まれているのかなぁと思ってしまいます。私が気になっていたのは「発掘~記録~」の件で、151点の陶彫立方体で構成する作品ですが、その全体構成の仕方はその場で決めていく方法をとっていたことです。それは杞憂であることがすぐ分かりました。手伝ってくれたスタッフが美術系の人たちばかりだったので、構成の仕方は即刻決定し、まさに遺跡の敷石のように集合と分散を巧みに組み合わせた空間演出が、あっという間に出現しました。「発掘~坪庭~」の玉砂利を配した構成も想定通りになって、私は満足を覚えました。今日は懇意にしているカメラマン2名、スタッフ5名、家内と私の合計9人で午前11時から撮影が始まりました。スタッフの中には週末に制作にやってくる後輩の彫刻家も含まれていました。まず野外工房で撮影し、その後室内に移動しました。図録の表紙に使う画像は2階ロフトから1階床に置いた陶彫作品を撮影してもらいました。平面RECORDは1月分から5月分まで1点ずつ撮影して、それをデータ上で加工する方法を取っていきます。結局、全部の撮影が終わったのが夕方4時を回ってしまいました。作品数が多かったことで、今日は仕事量が膨大だったこともあり、手伝ってくれたスタッフに改めて感謝いたします。私は気持ちが張り詰めていたせいか、スタッフを送って自宅に帰ってきたら、疲れがピークに達しました。充実した1日であったことは確かです。