Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 新作制作&梱包開始
週末になりました。今週は相変わらず毎日工房に通い、寸時を惜しんで慌ただしく作業をしていました。今週は2つの作業を交互にやっていて、気が緩む暇がありませんでした。ひとつは来年に向けての制作で、陶彫立方体から気持ちが離れることはありません。制作方法は従来通りですが、彫り込み加飾の新しいバリエーションを考えなければならず、毎日苦し紛れになりながら、私としては結構楽しい時間を過ごしています。もうひとつは今夏、個展で発表する作品の梱包作業です。材木店から板材や垂木を大量に購入してきて、木箱作りを始めています。木箱に陶彫立方体をエアキャップに包んで収納してみると、ひとつの木箱に8点入ることが分かりました。その分、木箱は相当重くなりますが、当初ひと箱6点収納と考えて板材の量を割り出していた私は、箱数が少なくて済みそうなのでホッとしました。木箱作りは昨年の木箱を見ながら、板と垂木にタッカーをどのように打ち込んだか、木工ボンドをどこで使ったか、板を立ち上げる際にクギをどのくらい使ったか、いろいろ思い出しながら今週は6個の木箱を作りました。そのうち4個に陶彫立方体を収納しました。これは1月分に当たります。明日は新作の陶彫制作をやるつもりで、畳状のタタラを数枚用意しました。私は大工仕事が嫌いではありません。祖父やその先代たちも大工だったので、その血統があるのかもしれず、運搬業者に教わった垂木補強の木箱作りは、何の苦労もなくこなしています。ただし、工房内の暑さが半端なく、シャツや頭に巻いた手ぬぐいを汗で濡らしています。今日は30度に近い気温だったようで、時々熱中症を心配しました。自宅から水筒を持参してきていますが、水分はすぐなくなります。それでも身体が暑さに慣れてきたせいか、動きやすくなっていることも事実です。夏の暑さの中での制作活動は、教職に就いていた頃からずっと継続してやってきたことなので、自分の身体に関することはよくわかっているつもりです。でも年齢もあると自覚しているので、無理をしないように早めに自宅に戻って休もうと思っています。