Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 如月展搬出日
退職校長会が主催する「如月展」の最終日を迎えました。私を含めて13名が参加した本展は、45年の長きにわたって継続してきたグループ展です。絵画、彫刻、工芸、書道、写真と多彩な表現で発表を繰り返してきた方々の年齢が私にも分かってきました。私が強く誘われた理由もそこにありました。つまり出品者の半分が80代で、筆頭の美術科元校長は92歳でした。続いて88歳、87歳と続いていて、高齢化が進んでいる中で、今回参加した私だけが60代なのでした。私の同期に何か発表できる創作活動をしていた校長はいなかったかと問われ、如月会の若返りが急務であることも分かりました。これは難題です。退職した教員の中には創作活動を続けている人もいますが、まず最終的に校長という役職についていなければ如月展に出品する資格が与えられないからです。書道で思い当たる人が一人いたので、私は彼にお願いしてみようと思っています。今日、私は午前中から画廊で当番をやっていました。午後になると出品者が集まり出して、2時半から搬出作業になりました。私は午前中から近くのコインパーキングに車を停めていたので、梱包した小品を車に運びました。今回の如月展の感想としては、作品のレベルを問うのではなく、校長として苦楽を経験した仲間として交流できたのが良かったと思いました。とりわけ先輩諸氏の当時勤務していた様子が伺えて興味津々でした。当時は全てにおいて学校が緩かった分、大らかだった一面があったように感じました。私が勤めていた2年前まではコロナ禍で大変な状況でしたが、だからといって余裕が生まれていた感覚はなく、オンライン授業も手探りの中で行われていたのでした。また来年も出品を約束して画廊を後にしました。