2026.10.25
日曜日になりました。日曜日は創作活動についてNOTE(ブログ)を書いています。現在、新作である6点の塔で構成する陶彫作品を作っています。6点はそれぞれ三段の陶彫部品を上積みして塔にしようとしています。今は一番上段になる三段目の陶彫部品を作っていますが、この部品を下段、中段でやったようにタタラと紐作りの併用で作るのではなく、型で作っていこうとしています。つまり粘土で原型を作り、石膏で型取りをして、その雌型の内側に陶土を貼り付けて、型抜きをしていく方法です。これは私が大学で彫刻を学び始めた10代の終わり頃に石膏型取りの教えを受けて、それから頻繁にやってきた技法でもあるのです。私は大学に入学するまでは工業デザインを学びたかったので、彫刻を始めたのは大学1年生からです。それまで石膏で型を取ることすら私は知りませんでした。人体塑造は粘土で作っているので、それを保存するための方法として素材を粘土から石膏に換えていくのは理に適っているなぁとその時思いました。ただ粘土から石膏に作品が換わると別の作品になってしまうので、そこに不満を持ちましたが、当時は石膏型取りが日常化していました。人体塑造から現在の陶彫による集合彫刻に至っても、時折私は石膏型取りをしていて、工房には石膏の雌型が幾つも残っています。人体塑造の石膏型取りは雌型が出来ると内側に分離液を塗り、雌型同士を合わせて、そこに石膏を流し込み、石膏が固まったところで外側の雌型を壊していくのが基本です。陶彫の場合は雌型の内側に陶土を貼り付けて型を抜くので雌型は何度も使います。今回は先がやや尖った形状にした縦に長い円錐形で、型抜きが出来たら、そこにそれぞれ6点の塔に合わせた彫り込み加飾を施していく予定です。6点の塔で構成する作品は愈々最終段階を迎えていて、従来の私の作品群の発展的形態とも言えるものです。これは来年春頃には完成予定ですが、夏の個展には別の新作も出品する予定なので、それを考えると余裕は持てません。無理をせず頑張っていこうと思っています。