Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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新作の完成に辿り着く
当初の予定では25日(日曜日)を図録の撮影日に設定していました。梅雨入り前の不安定な天候があって、どうやら日曜日の午前中は雨が降るようで、それなら一日前倒しして、明日を撮影日に変更しようと考えました。カメラマンに相談したところ、変更可能という返事をもらえたので、手伝いをしていただくスタッフにも連絡をしました。皆こころよく引き受けてくれたので、明日が撮影日になりました。ただ、問題は新作がすっかり出来上がるのかどうかで、これは私の頑張りにかかっていました。立体作品である「発掘~跨橋~」は既に出来上がっていて、それぞれの陶彫部品の確認も済んでいました。私の彫刻は集合体で構成するので、陶彫部品が揃っているのかどうかは大事なポイントです。まだ出来上がっていなかったのは平面作品「痕跡」で、作品の額装にあたる枠も作品の延長として手作りするため、その枠の塗装が未完成でした。しかも塗料が足りず、昼頃に横浜駅にある画材店に大急ぎで出かけた始末です。撮影日が日曜日なら余裕を持って完成したはずが、一日前倒しではなかなか厳しいものがありましたが、毎回撮影日前には右往左往しているので、今回も例外ではなかったと思っています。夜には図録の雛型を鉛筆で描き、消しゴムでいじりながら雑多なイメージをあれこれ出してみました。ページによっては画像が思い浮かばないことも多々あり、それは撮影しながらカメラマンと一緒に私も考えていこうと思いました。ともかく漸く新作の完成に辿り着いたので、今年も個展が開催できるなぁと安堵しました。こうした中で来年の新作のイメージがちらちら頭に浮かんでいました。これは前向きな精神状態ではなく、明らかに現実逃避です。私の場合は毎回そんな具合で、人に自慢できるものではありません。来年こそ余裕を持って撮影日の数日前には完成してみたいと願っていますが、これは20代で創作活動を始めて以来、一度も余裕があった試しがありません。そんなものかと達観するのがせいぜいで、創作は順序良くいかないものなのです。