Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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新作最後の窯出し
陶彫による大きな作品を作っている自分は、いくつかの部品に分けた陶彫を何回も窯入れして、作品を組み立てていく方法をとっています。今回の新作「構築~瓦礫~」はそこに炙った杉材の柱を8本加えています。8本の柱は陶彫部品にボルトナットで固定してサークル上に配置する計画です。サークルの中に陶彫部品をランダムに置き、タイトルにある瓦礫を表現しようとしています。日曜日の夕方に、陶彫部品の最後となる成形した大き目の作品を窯入れしました。やや肉厚の作品であったため乾燥ができているかどうか心配しましたが、3日目の今日窯を開けました。何とか成功したようで、ホッと胸を撫で下ろしました。窯は1230度まで時間をかけて温度を上昇させ、またゆっくり冷まします。3日目となれば窯の中は100度前後になっているのです。窯開けは3日目がちょうどいいと思います。これで新作の陶彫部品は全て揃いました。陶彫部品ひとつひとつに貼る印も彫りあがりました。今週末に全体を配置してみようと思います。