Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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次なるイメージへ…
今日は工房で制作三昧の一日でした。次なるイメージに向かって木材の購入に出かけました。昨日益子や笠間に行って数々の陶芸作品を見ているうちに、イメージが固まりました。来年夏の発表を目指して現在制作を開始している「発掘シリーズ」の新作屏風とは異なるイメージで、むしろ「構築シリーズ」に続く作品です。径40センチか50センチの丸太を基本にしようと思っていましたが、集成材で円柱を作り、そこに陶彫部品を組み入れようと思います。丸太から集成材に考えを変えたのは、木材そのものが個性を主張してほしくないと思ったからです。銘木のような木材はそれだけで見栄えがして個性的です。造形とは違う要素が入り込んでしまうことがあります。立体造形としてイメージする場合には素材そのものは無性格な方がいい時があります。今日は集成材に使えそうな木材を購入して径と高さを決めました。この素材に着手するのは、まだ先ですが、素材が工房に置いてあるだけで意欲が出てきます。しばらく素材を眺めていたいのです。来年になるか再来年になるか発表の機会は別に考えるとして、複数の作品制作を同時にスタートさせるのは自分の常套手段です。