Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 新作の印のデザイン2つ
体調が芳しくないのを押して朝から工房で制作をしていました。今日の工房内はとても冷えて、ストーブ1台では物足りない状態でした。「発掘~混在~」の木を削ったり彫ったりする作業はまだまだ続きそうです。夜は「発掘~混在~」と今年のRECORDに押す印のデザインに入りました。集合彫刻では陶彫部品が数十点あり、ましてや毎年のように集合彫刻を作っていると前に作った部品と新作部品の区別がつかなくなる嫌いがあります。それを避けるために毎年作った部品に印をつけているのです。印は新しく作ります。それを和紙に押印して番号をつけて部品の裏側に貼っていきます。印で彫刻の制作年がわかるようにしてあるのです。今回は「発掘~混在~」の陶彫部品に貼る印と、今年のRECORD用の印を作りました。自分はきちんと篆刻を学んだわけではないので、印と言っても自己流のデザインです。意識としてはP・クレーの抽象絵画に出てくる象形文字のようなものを作っています。これは結構楽しんでやっています。印も新作ごとに作っているので次第に増えてきました。これだけ揃うと印だけで展示をしたくなります。書家の印とはまるで異なる世界で、印という媒体を通した絵画作品と考えています。