Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

週末 師走を迎えて
今日から12月です。師走というコトバ通り多忙を極める1ヶ月になるでしょう。毎年12月は矢の如く過ぎていく印象があります。今月は何をすべきか、よく考えていきたいと思います。差し詰め「発掘~増殖~」の焼成をやり遂げて、これを完成させます。「発掘~層塔~」も成形が終わっている部品から仕上げに入り、焼成を進めます。塔になる部分は10数個の板材のパーツで構成されています。板材1点に付き5個の陶彫部品が接着しますが、板材に陶彫部品が付いたパーツがひとつでも出来上がれば、完成の目安がついてきます。今月はまずそこをやろうと思っています。「発掘~層塔~」がどんな姿形になるのか、イメージ通りになってくれるのか、今のところ不安に駆られるところはそこだけです。RECORDは1年を締めくくるに相応しいテーマを設定したいと思います。RECORDはもうひとつ高いレベルに到達できないものかと思案しています。読書は最近専らドイツ人による哲学書が通勤の友になっています。今年は最後まで西欧の論理と向き合っていく所存です。自分の創作活動に間接的であれ何か糧になるものがあるように思えるからです。慣れ親しんだ評論や随想や詩歌とも違う思想の根本となるものが潜んでいて、読み始めると大変刺激的です。2年前に亡くなった叔父はカント哲学者でしたが、その世界に疎かった自分が漸く哲学の門扉を開くことができたと思っています。今月も多忙感の中でしっかり足元を見ながら過ごしていこうと思います。