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週末 出張&映画 ちょい制作
やっと週末になりましたが、やはり土曜日はウィークディの疲れがあって、創作活動に今ひとつ意欲が湧かないのです。今日の午前中は、定年退職が近い職員を集めた年金や保険に関するセミナーがありました。私もそれに参加してきました。そろそろ定年退職後のことを考えなくてはならないなぁと思いましたが、何か生きがいを探しましょうと講師に言われて、私には公務員になる前から取り組んでいる創作活動があるため、それは問題ないと思いました。ただ、自分を追い詰めてクオリティを高めてきた自己表現は、私にとって逆に命を削りかねない精神労働になるため、自分をコントロールできる何かを探さねばならないと思っています。職場の全責任を担う管理職は、さまざまな内部組織があるため、そのつどの判断は私が最終的に行うにしても、綿密な打ち合わせを経るので自分を追い詰めることはありません。そういう切り口で言えば、創作活動の方が内向きな精神性を問われるので、孤高として厳しい場面があるかもしれません。実際、今日も昼ごろ工房に出かけても、なかなか制作に身が入らず、彫り込み加飾を途中で放棄してしまいました。明日こそ気合を入れて取り組もうと思っています。夕方になって、家内と横浜の中心地にあるミニシアターに出かけました。シネマジャック&ベティは私たちの通い慣れた映画館です。今日はレイトショーで夜8時半くらいに映画が始まりました。ドイツ映画「ヒトラー暗殺 13分の誤算」という史実を基にした内容の映画を観てきました。この映画はナチスが台頭する時代に、たった一人でナチスに立ち向かった家具職人の生きざまを描いていました。起爆装置をひとりで作り、盗んだ爆薬を仕掛け、ヒトラーの演説会場を爆破させましたが、ヒトラーが13分早く演説を切り上げたため、計画が失敗に終わってしまったのでした。これはフィクションではなく、歴史の陰に隠れた事実を映画化したようです。家内は微妙な感想を洩らしていましたが、自分は面白いと感じました。詳しい感想は後日改めます。今日の制作は満足いくものではありませんでしたが、一日としてみれば充実した一日を過ごせました。明日は制作を頑張ります。