Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 春爛漫な工房より
いよいよ本格的な春が到来し、好天に恵まれた今日は花見に出かける人が多かったのではないかと思います。工房はストーブが要らなくなりました。久しぶりに窓を開けて外の空気を入れました。私は花粉症ですが、投薬をしているため症状は抑えられています。今日は朝から工房に出かけ、制作三昧な一日を過ごしました。陶彫成形は、大きなテーブル彫刻の床置きになる部品を作っていて、2段目の最後の作品が漸く出来ました。彫り込み加飾はまだこれからですが、午前中はがむしゃらに作っていました。昼ごろに近隣のスポーツ施設に出かけ、水中歩行と水泳をやってきました。だいぶ身体が楽に動くようになって、水中にいることが楽しくなってきました。午後は工房に戻って土練りをやりました。毎回40キロの陶土を土錬機で混ぜ合わせ、菊練りをして保管します。私は制作サイクルと名付けていますが、陶彫の制作工程がスムーズにいくように順番を決めているのです。まるでウィークディの勤務のように習慣として制作を進めていくことを私は好みます。職人的な仕事があった方が、精神的に落ち着くのです。全体の構成を確かめる時は、気分的に骨が折れます。そこが芸術家の由縁たるところなのです。ともあれ工房内の温度が上がって、身体が動き易くなったのは幸いです。工房は植木畑にあるので、窓から見える木々が春を謳歌している様がよく見えています。花々が咲き乱れているのを見ると、私はモチベーションが上がります。私のヴァイオリズムは春から上昇するのではないかと思うところです。職場は来月から新体制となり、多忙を極めます。せめて今月の最終週くらいは、勤務を減らして工房に通いたいと思っています。せっかく春爛漫な畑の中に建つ工房にいるのですから、周囲を楽しみながら制作を進めていきたいと思っています。