Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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連休⑥ 陶彫制作&映画鑑賞.その1
連休が後半に入り6日目になりました。まさに連休ど真ん中です。今日は昨日と同じく早朝7時に工房に出かけました。夕方は家内と映画に行く約束があったため、朝早くから陶彫制作を始めたのでした。昨日までテーブル彫刻「発掘~曲景~」に設置する2個の陶彫成形が終わっているので、今日は彫り込み加飾を行ないました。彫り込み加飾は、立体になった面に凹凸を彫り込んでいく作業ですが、これが陶彫全体の雰囲気を決めてしまいます。この微妙な凹凸に覆われた世界が、立体造形の方向性をより強く主張するからです。しかも彫り込み加飾は時間がかかります。彫刻というより工芸的な作業だと自分では思っています。作品の前に座り込んで何時間も手元の掻き出しヘラを見つめ続けているのです。まさに労働の蓄積であり、几帳面な性格でなければ出来ないかもしれません。午後2時までこの作業をやっていて、完全に仕上がることはなく、制作は明日に持ち越しになりましたが、ここで常連にしているミニシアターに家内と出かけることにしました。車で横浜市中区にあるミニシアターに到着すると、映画館前は人で溢れていました。今日観たかった映画「グリーンブック」は既に満席で、チケットは完売になっていました。今までこのミニシアターに通っていて、今日みたいなことは初めてでした。明日の上映分のチケットはまだあると窓口で言われたので、明日のチケットを買って帰ることにしました。うーん、これからどうしよう、すっかり映画を観る気になっていたので、別の映画館で何か面白そうなものはないかスマートホンで探しました。お?これを観ようかと迷った挙句、家内と突如決めた映画がありました。これはエンターティメント系の映画で漫画が原作の「キングダム」でした。都筑区鴨居にある映画館に行くために車を飛ばしました。やれやれと思いながら、原作になった漫画は折に触れて読んでいたので、粗方ストーリーは分かっていました。これは秦の始皇帝の中華統一までを描く壮大なストーリーで、若き始皇帝である政と、戦災孤児から将軍にのし上がっていく信の生き様を中心に描いたものです。実は漫画の実写版という映画は、私には始めてだったのですが、紀元前の中国春秋時代を現地ロケやCGを使いつつ、巨大なスケールを巧妙に表現していてとても楽しめる映画になっていました。明日は本年度アカデミー作品賞に輝いた「グリーンブック」を観に行きます。連日映画館に通うことになりますが、連休なので特別かなぁと思っています。今日のNOTE(ブログ)のタイトルに「その1」と加えたのはそのためです。2本観たところで詳しい感想を別の機会に書きたいと思います。