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三連休 屏風用厚板を購入
三連休の2日目です。今日は朝7時に工房に出かけ、昨日の続きである彫り込み加飾を行ないました。9時に一旦朝食を取りに自宅に戻った後、再び工房へ行き、土錬機を回しました。そろそろ貯蓄していた陶土がなくなりつつあって、栃木県益子の明智鉱業に連絡しないといけません。土錬機で陶土の混合を行いながら、菊練りを終えた陶土を掌で叩いて座布団大のタタラを8枚作りました。1点の陶彫成形に4枚のタタラを使用する計算にしてあって、2点同時に成形するために8枚のタタラが必要なのです。補強用に紐作りも行なうので、陶土はタタラ以外に残しておく必要もあります。そんなことをやっているうちに昼になり、近隣のスポーツ施設に水泳をやりに行って来ました。水泳をやっていると身体が思った以上に疲れていることが判明し、途中から水中歩行に切り替えました。午後から陶彫制作をやるべきか考えて、体力を消耗する陶彫制作より、屏風用厚板を木材店に調達に行こうと決めました。屏風は今まで何点か制作していて、デビュー作の「発掘~鳥瞰~」も屏風でした。畳大の6枚の厚板を折り曲げて床に立たせ、そこに半立体の陶彫部品を設合していく方法ですが、厚板に角度をつけるため、接合している陶彫部品にもそれぞれ角度が生まれ、結果大変面白い空間を現出させられることが分かり、それから何点も屏風の作品が誕生しました。屏風の作りも毎回異なっていて、1枚ずつの板を箱型にした場合もあれば、ブロックの木材を貼り付け、そこに木彫を施した作品もあります。また厚さをほとんど作らず、砂マチエールの厚みだけで表現した作品もありました。今回の新作では厚板にさらに厚みを加えることは考えていません。寧ろ厚板を彫り込んでいこうと思っています。陶彫部品に施している彫り込み加飾のカタチを、そのまま厚板の彫り込みのデザインに使おうと思っています。厚板への下書きをいつやろうか、全体をイメージして行なう作業のため、面白い反面、精神的負担を強いることになりますが、ワクワク感が止まらず、早い時期に実行しようと思っているところです。