Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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11月最後の週末
今日で11月が終わります。週末なので、いつもの通り朝から工房に籠って制作三昧でした。若いスタッフも工房に来ていました。私は若い人に背中を押されるように屏風に接合する陶彫部品の制作に拍車をかけていました。今日は11月の最終日なので、今月を振り返ってみたいと思います。陶彫制作で大きかった一歩は焼成が始まったことです。NOTE(ブログ)のアーカイブを見ると毎年この時期から窯入れを始めています。焼成されて窯から出てきた作品を見ると、毎年恒例ではありますが、今回も私は感動を覚えるのです。最終的には集合彫刻として陶彫部品を組み合わせていくのが私流ですが、ひとつひとつの部品に愛着が出るのは最後に焼成があるためと言っても過言ではありません。下書きされた屏風の上に焼成された陶彫部品を置いて、全体構成を確かめるのも今後の仕事です。焼成された部品が増えていくとイメージの明確化が図れます。今月は漸く見え始めた全体設計図に意欲を掻き立てられた1ヶ月だったとも言えます。実は今月も先月のようにさまざまな用事が立て込んで週末を丸々制作に使えることが出来ず、工夫を余儀なくされました。当初考えていた制作工程は遅れ気味です。どこかで挽回しなければならず、それは年末年始の休庁期間かなぁと思っていますが、果たして出来るでしょうか。今月の美術鑑賞は「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展(横浜美術館)、「ゴッホ展」(上野の森美術館)、その他では先輩の銅版画展とその娘さんの漆工芸展に出かけました。映画鑑賞では「ジョーカー」(TOHOシネマズららぽーと横浜)を観てきました。RECORDは最近やや停滞気味で、ちょっと気合を入れ直さなければならないかなぁと思っています。読書は芸術民俗学の書籍を読み始めました。大好きな分野なので興味津々です。