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新聞記事より「健康を害するもの」
今日の朝日新聞「折々のことば」より、記事内容を取り上げます。「健康でいたい、そのために何をすればいいか、という課題はすべてストレスになります。…健康を害しています。横尾忠則」この言葉に著者の鷲田精一氏がコメントを寄せています。「歳がいくと、眼は霞み、耳は遠くなり、すぐに息が切れる。ハンディキャップだらけだ。けれど健康を取り戻そうとするのは、そもそも老いる身体への反逆。そこで『ハンディこそ僕の自然体』と思うようにしたと美術家は言う。目的など掲げず、シンプルに『快食快便快眠』、そして絵を描くこと。『老いと創造  朦朧人生相談』から。」11月27日のNOTE(ブログ)に「”明るく”あきらめる」という新聞記事より引用した文章を載せました。染色家柚木沙弥郎氏のコトバでしたが、今回も造形美術に関わりのある作家のコトバをピックアップします。美術家横尾忠則氏も高齢になっても創作意欲は衰えず、果敢に新作に挑んでいる先達ですが、見習いたいと同時に、老境に差し掛かると、どのような心境になるのでしょうか。明るくあきらめる柚木氏とハンディこそ自然体と宣う横尾氏の言っていることが重なって見えてしまうのです。2人に共通しているのは好きなことをやれること。自分が生涯これだけをやっていたいと感じることを思う存分やれることの幸せがここにあります。私はまだそんな心境になれないのですが、こういう新聞記事に目が留まるのは、自分もいずれそうなるだろうことを察しているのだと思っています。今日は工房で陶彫立方体の成形2点を行いました。その作業途中で、近隣にあるスポーツ施設に出かけていき、水泳をしてきました。私は火曜日と金曜日は成人コースに所属して水泳をしています。嘗てのようなマスターズ大会に出ることは考えていませんが、健康を維持し、少しでも長く創作活動に携わっていたい思いがあって、スポーツをしているのです。