Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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3月になって思うこと
今日から3月です。私は2年前まで教職に就いていたため、今月は1年間の終わりを意味する年度末という意識が今もあります。私が愛用しているバインダー付きの小さな手帳は4月始まりの3月末に終了する週替わりのカレンダーがあって、仕事を退職した後もその習慣から抜け出せません。創作活動では何も特別なことはなく、元旦から大晦日までの1年間に合わせてもよさそうなものですが、どうも年度の方が私にはしっくりくるのです。仕事をしていた時は、3月は出会いと別れの季節でした。今月末に人事異動の発表があるためで、その重責を私は担っていました。その特別感をそのまま心に留めているのは、精神的によくないかもしれません。それはさておき、今月も陶彫立方体作りは継続していきます。気候が和らげば制作がやり易くなって、さらに密度の濃い作品が出来ていくのに期待しています。今月こそは制作を頑張ろうと毎月思っているのですが、息の長い制作が始まると、心が緩慢になる時もあります。春は展覧会も盛んになる季節です。いろいろな情報を得て、美術館にも足を運ぼうと思います。また春は花々が咲き乱れる季節でもあります。桜の花見は混雑を避けてしまう傾向が私にはあるため、なかなか現場に行こうとはしません。決して億劫なわけではないのですが、工房の周囲には春を感じさせてくれる木々があるので、毎年それを鑑賞して花見を済ませているのです。読書は常に何かしら書籍を手に取っていますが、若い頃に比べると読む速度が遅くなっているように感じます。たまに頁を開いたままボンヤリしてしまうことがあるのです。読書で得られる知識に対する好奇心はまだまだ強いので、今月も研鑽に務めたいと思います。