Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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印のデザインを考える
新作には新しい印を彫って、それを押しています。とくにパーツで成り立つ集合彫刻では分解した時に、それぞれの作品のパーツがわからなくなる可能性があります。そこで新作には必ず新しい印を作って押すという習慣がつきました。陶彫の場合は和紙に押印して番号をつけ、それを陶彫の目立たないところに貼り付けています。保存状態が悪かった作品は、多少印が滲んだり番号が擦れたりしています。RECORDも同じです。小さな印を作って押して月日をつけています。現在「構築〜瓦礫〜」と4年目を迎えたRECORDが進行中です。そろそろ印のデザインを考える時がやってきました。印は篆刻の決まりに拘らずに自由に作っています。アルファベットでもいいのではないかと思っています。絵柄を入れてもいいかもしれません。陶彫用の印とRECORD用の印。これも楽しんで作ってみたいと思います。朱と白の織り成す小宇宙は、一番小さな抽象絵画とも言えます。