Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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卵たちの初グループ展
週末になると工房に通ってきているボランティアがいます。その子は私の陶彫に使う陶土の調合や、個展の搬入搬出の手伝いをやってくれます。工房の一角を使って自分の作品も作っていて、今月その作品を3人の仲間と共に発表するのです。会場は横浜の観光名所として知られる山手の洋館です。港の見える丘公園や外人墓地のあるエリアで、洋館の地下ギャラリーを借りているのです。今日は工房にグループ展を開催する仲間と共にボランティアの子がやってきて、打ち合わせをしていました。自分は彼らを横目で見ながら制作をしていましたが、初めて展覧会をする気分が伝わってきました。自分も大学在学中に版画によるグループ展を、東京の京橋にある画廊で開催したことが思い出されます。中途半端な作品を出していたことが今となっては悔やまれますが、あの頃はそれでも一生懸命だったように思います。彼らの発表が最初で最後にならないよう祈るばかりです。