Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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2014年の抱負
2014年になりました。今日だけは工房に行かずに過ごしました。例年通りの元旦で、朝は母の実家で雑煮を食べました。昼には家内と東京赤坂に初詣に出かけ、家内安全、身体堅固、芸道精進の祈祷をしてもらいました。最近は例年通りに過ごせる正月を有り難いと思えるようになりました。母が高齢で介護のケアを受けているからです。来年も例年通りに出来るのかどうか、願わくば自分も含めて家族が何事もなく健康であって欲しいと思うばかりです。創作活動の目標は「発掘~層塔~」の完成と成功に尽きます。作品を構成する陶彫部品は成形すら未だ3分の1に満たない状況で、焼成された部品は10分の1に過ぎません。例年5月連休に予定している図録撮影を考えると、いよいよ焦りが出てきます。明日は母の実家に妹夫婦がやってきますが、自分は正月の挨拶の間隙を縫って、制作を進めようと思っています。毎年そんなわけで正月気分に浸れない自分がいますが、夜になって衛星中継された「ウィーンニューイヤーコンサート」をテレビで見ていたら、気分が落ち着きました。自分がウィーンにいたのは80年から85年ですから、かれこれ30年が経とうとしていますが、当時の記憶は鮮明に残っています。ウィーンの音楽を聴いて正月気分になるなんて日本人としては奇妙ですが、20代の頃に感性に訴えてきた異文化は、自分に言い知れない影響を齎せたのでした。さて、2014年に望むことは、自分を含めた家族並びに周囲の方々の健康と平穏です。創作で言えば「発掘~層塔~」の完成と個展の成功、次なる作品への大いなる期待です。今年が良い1年でありますように…。そのための精進や努力を惜しまないでいこうと思います。