Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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6月を振り返って…
今日で6月が終わります。来月はいよいよ11回目の個展があります。そのため今月の制作工程は厳しさを増しました。ウィークディの夜にも工房に通ったので、工房稼働時間は今までにない最多時間だったのではないかと思います。ウィークディの夜に工房に行って作業するのが習慣化してしまいました。来月も搬入日までは工房に通います。「発掘~環景~」は、制作の仕事量の多さで現在でも大変な思いをしています。今月の11日(土)には、その「発掘~環景~」の図録用の写真撮影もしました。関西出張で3日間工房に行けませんでしたが、それを補うため多少の無理をしました。絵画コンクールの審査員の仕事がイレギュラーで入ってきたこともありました。「発掘~環景~」の綱渡り状態が今も続いていますが、楽天的に考えるようにしています。日々1点ずつ制作しているRECORDは、陶彫制作が苦しい中で、曲がりなりにも何とか追いついてやっていました。ただし、先月のような調子の良さはありませんでした。鑑賞は京都で見た「ポール・スミス展」(京都国立近代美術館)と「杉本博司展」(細見美術館)、地元の橫浜で見た「国吉康雄展」(そごう美術館)がありました。関西での寺院鑑賞を含めると充実していたように思えます。読書は相変わらずフロイトに関わっていますが、宗教論が刺激的で面白くて仕方ありません。知的財産における人類史の中で不動の地位にある精神分析学者フロイト。この巨匠にして真意を問いかけたくなる謎めいた生涯最後の論文。う~ん、世の中は面白いことで溢れているなぁと熟々思います。もうひとつあるとすれば、工房に通ってくる可憐で逞しいスタッフたちに背中を押されて頑張れた1ヶ月だったことを付け加えておきます。