Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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11月は鑑賞が充実
11月の最後の日になり、1ヵ月を振り返ってみたいと思います。今月から窯入れが始まり、ウィークディの夜の時間帯は焼成時間と重なっていたため、窯以外の電気が使えず、夜の工房に出かけることはありませんでした。11日に早くも新しい土錬機が滋賀県の信楽町から届き、試運転を経て、再び陶彫成形を始めました。当初の制作目標が大きく変わりましたが、こればかりは仕方がないと思っています。23日には窯のメンテナンスを行い、25日には栃木県の益子町から陶土が送られてきました。今月は陶彫制作の上での一区切りがあったと振り返っています。今月充実していたのは鑑賞でした。まず、美術では「麻田浩展」(練馬区美術館)、「八木一夫・清水九兵衛展」(菊池寛実 智美術館)、「狩野元信展」(サントリー美術館)、「オットー・ネーベル展」(Bunkamuraザ・ミュージアム)、「神山明・濱田樹里展」(平塚市美術館)の5つの展覧会に行きました。音楽では「福成紀美子&下野昇ジョイフルコンサート」(和光大学ポプリホール鶴川)に行きました。音楽の鑑賞は最近では珍しいと思いました。映画では「猫が教えてくれたこと」(シネマ ジャック&ベティ)に行きました。家内は旧市街を猫が闊歩する映像が気に入り、私は舞台になったイスタンブールを思い出した映画でした。これは先月に続き、今月も鑑賞が充実していたのではないかと自負しています。秋は見たい展覧会や音楽や映画が目白押しで、芸術的刺激を充分感受したように思います。充実していた陶彫制作や鑑賞に比べ、厳しい状況なのはRECORDで、以前のように下書きばかりが山積みされてきています。今月の下書き解消はありませんでした。何とかしなければと思いつつ、毎晩睡魔に勝てない自分がいます。読書は通勤時間帯では相変わらず故赤瀬川原平の初期の著作を読んでいます。職場にはカンディンスキーに関する論文を持ち込みました。来月こそ読書を充実させていきたいと思っています。