Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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暑かった8月を振り返る
記録的な猛暑に見舞われた8月。職場は長い休庁期間を設定し、私も例年より長く休ませてもらいました。創作活動としては新作の陶彫部品の成形と彫り込み加飾を4個終わらせました。先月1個が終わっているので、トータルで5個になります。新作の導入としては、まずまずの成果ですが、暑さのため工房に長く留まれず、その分制作工程がやや遅れ気味になっています。鑑賞では夏季休暇を使って県外に旅行した際、遠方にある美術館や博物館を見ることが出来たので、かなり充実していました。島根県の足立美術館、古代出雲歴史博物館はどれも刺激的で印象深いものでした。山形県では先輩画家のアトリエにお邪魔し、ここでも刺激を受けました。旅行から戻ってきて、東京の展覧会にも足を運びました。「縄文」展(東京国立博物館)、「ブラジル先住民の椅子」展(東京都庭園美術館)、「建築の日本」展(森美術館)は一日で回りました。映画は「万引き家族」(シネマジャック&ベティ)、「祈り 三部作」(岩波ホール)を鑑賞しました。「祈り 三部作」は一日で3本の映画を観たのでした。RECORDは期待していたような山積み解消に至らず、今も四苦八苦しています。手の込んだ作品にしようとする上昇志向が自分の首を絞めているのかもしれません。読書は今まで読んでいた現象学の書籍を一時中断して、松江の小泉八雲記念館で購入してきた随筆を読んでいます。読書は、難解な理論を紐解くようなものばかりではなく、気軽に楽しめるものもあるという緩急織り交ぜていくのも必要じゃないかと思いました。ともあれ、今夏は暑すぎて何するにも難儀をしました。来月は多少でも凌ぎやすくなるのでしょうか。