Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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外出自粛の4月を振り返る
今日で4月が終わります。今月は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、首都圏の外出自粛から全国的な規模による緊急事態宣言に移行した1ヶ月になりました。職場も在宅勤務が始まり、年度初めに恒例として行われていた総会も書面総会に変わり、今後の見通しがまったく立たない中で、現在も数人の職員が出勤しております。業務がストップしている状況はいつまで続くのか、職員全員が不安に駆られていることは確かです。そんな中ですが、今月の創作活動を振り返ってみたいと思います。今月は「発掘~聚景~」の陶彫部品の補充や乾燥した陶彫部品の窯入れ、さらに今月から始まったテーブル彫刻「発掘~突景~」のテーブル部分の砂マチエール施工と油絵の具による下地塗装、その上に置く陶彫部品の成形や彫り込み加飾を行いました。緊急事態宣言があって美術館や博物館、劇場や映画館が休館し、また外出自粛のため鑑賞に行けなくなったことで、週末は工房で作業するしかありませんでした。内に籠るとはこんなことを言うのだろうと思い、創作活動においてはこれもまた良しと考えて過ごしていました。今月は私事で辛いことが2つありました。ひとつは母の死去で、感染症の世相を反映して簡略した葬式しかやってあげられなかったことです。もうひとつは自宅のリフォーム工事で、リフォーム自体は住み易い環境を作ることで歓迎すべきことでしたが、そのために不自由な生活を強いられ、家内に相当なストレスがかかってしまったことです。私は職場と工房を行ったり来たりしていたのでストレスは軽く、家内に申し訳ないと思っています。母のこともリフォームのことも、そのうち心は癒えるだろうと思っていますが、大きなことが今月になって一気にくるとは思いもよりませんでした。RECORDは下書き先行が習慣化してしまっています。何とかしなければと思いつつ1ヶ月以上も日が過ぎています。読書はイサム・ノグチ関連の書籍を読んでいます。来月こそ通常の生活に戻れることを願っていますが、果たしてどうでしょうか。