Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末の意識が薄れている週末に…
週末になりました。今月は毎日工房に通っているため、やっと週末になったという意識がありません。週末の意識が薄れている週末とでも言うべきでしょうか。それでも今までの慣習に従って、新作の制作工程のことを書いていきたいと思います。今週は新作の陶彫制作に特化して取り組んでいました。土台となる板材加工もやらなければならない仕事ですが、乾燥時間を要する陶彫制作をまず優先するのが得策なのです。陶彫部品は3段重ねになる大きな部品、2段重ねになる中くらいの部品、単品の小さな部品に分かれていて、今週は一番小さい陶彫部品を5点同時に作っています。毎日制作ができるということは、陶土の乾燥を最小限にして継続制作が可能なので、週末毎に1点ずつ作ることはせず、量産体制に入っているのです。勤務をしていた頃の1週間の期間を置かなくて済むというのは、こんなにも制作体制が変わるものかと思っていて、今までのイメージでは先々に作る予定だった部品が見る見る具現化されていく状況を知ることになりました。毎日が無我夢中です。朝9時から夕方3時までの6時間は、創作のことしか頭にありません。新作の完成イメージを思い、また当初のイメージを振り返って確認することもしていて、最終完成のイメージが次第に醸成していくことで集中力が増していきます。このまま突っ走ろうか、それとも一度立ち止まろうか、陶彫制作に関しては歯車がぐんぐん回っている状態なのです。置き去りにされているのはRECORDで、陶彫制作を終えて自宅に帰ると疲れてしまって、RECORDに取り掛かる気分が失われています。次の段階としてこのRECORDを何とかしなければなりません。一日のルーティンを考えた際に、RECORDは自宅に戻った夕方の時間帯に制作しようと決めていたのですが、陶彫制作に熱が入りすぎるとRECORD制作のバランスが取れません。多少余裕を残して陶彫制作を終わらせる必要を感じています。一日をどう使うかを再考していきたいと思います。