Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 新作の全体構成を見る
今日は朝9時から夕方4時まで工房に篭っていました。週末となっても特別なことはなく、私は日々工房に通っているのです。ただ、週末は今までの慣習に従って、新作の制作状況を書こうと思っていて、そこに創作活動のメリハリをつけていきます。今日は新作の陶彫部品がかなり出来上がってきたので、厚板で作った土台を並べて、そこに陶彫部品をセットしてみることにしてみました。厚板を加工して作った鋭角な二等辺三角形の土台を並べていくと円形になるように設計してあるのです。今はまだ半分しか厚板土台が出来上がっておらず、半円の状態を床に置いてみました。厚板土台は高さが10cmあって陶彫部品を入れるための穴を開けています。そこに陶彫部品を入れて全体を見ることになるのですが、厚板土台も半分、陶彫部品も半分しか出来ていない状態だったので、残りの日程を計算して、今後どのように作品を作り上げていくのか、制作工程を練り直してみました。それでも全体の雰囲気は確認できました。全体構成を見るのは今日が初めてだったので、当初のイメージを思い起こし、イメージとの差異がないかどうかをじっくり確認しました。ほとんどイメージ通りだったのが安心を得たところでもありましたが、意外性がなかったことが不満と言えば不満でした。計算され尽くしていることも退屈を齎す要因になるので、私が心配するところでもあるのです。まだ陶彫部品がかなり足りないので、今日の午後は早速土練りを開始して、タタラを数枚用意しました。毎日作れる幸せを噛みしめながら、明日から陶彫成形に邁進しようと思いました。今回の新作は以前のように二足の草鞋生活をやっていたら、図録の撮影日に間に合わなかったかもしれないと思いながら、4月から自由の身になることをある程度想定していたことも思い出しました。それでも先月まで校長職にあったので、時間が充分あるとは言えず、明日からも引き続き頑張ろうと思います。