Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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凌ぎ易くなる10月に…
10月になりました。例年なら10月になると秋が深まり、凌ぎ易い季節になります。空調設備がない工房では、年間のうちで数少ない絶好の創作日和になるのです。二足の草鞋生活を送っていた頃は、こんな日は工房に行きたいなぁと思いつつ、教職の仕事に埋没していました。今は毎日工房に通っているので、制作工程が益々進むのではないかと期待しています。10月は基本的には新作の陶彫制作に邁進するつもりですが、そろそろ陶彫部品を配置する全体構造も考えていこうと思っています。漠然としたイメージはあるのですが、もう少し具体化したものを考えていこうと思います。そのためには雛型を作るか、板材を購入してきて、ざっくりと配置をしてみるか、今月の重要な課題になるように思います。一日1点ずつ作っているRECORDは、今月のどこか一日を撮影日にしているので、それまでに今までの作品を全て揃えておかなければならず、過去の作品の下書きを仕上げることに集中していくつもりです。考えてみるとなかなか多忙な1ヶ月になりそうです。秋になると美術館や博物館で大きな企画展があります。美術作品の鑑賞には大変良い季節になるからです。展覧会情報を調べて、可能な限り足を運びたいと考えています。緊急事態宣言が解除されたおかげで、文化活動は元に戻りそうです。映画館等にも行けるかなぁと思っています。ただし、新型コロナウイルスがなくなったわけではないので、感染予防は引き続きやっていく必要があります。私は感染拡大が続いていた時は、目的とする美術館なり画材店に行って、目的が達成すればすぐ帰ってきました。書店を目的もなしにウロウロすることはしませんでした。でも書店やギャラリーをウロウロすることは自分の関心を広げるために結構必要なことだったのではないかと気づきました。コロナ以前のように全て元通りになるとは思えませんが、多少散策の機会も持てたらいいなぁと思っています。