Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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春爛漫の3月が終わり…
今日が3月の最終日です。私が長年勤めていた教職時代についた習慣のせいで、3月は年度末であり、明日から全てが変わっていく気がしています。今となっては月が移行するだけで、身辺に大きな変化はありませんが、それでも記録用の手帳は年度で替えていて、私の意識の中には相変わらず昔の習慣が生きているのです。さて、今月を振り返ってみると、寒暖の差が大きかったことが挙げられます。桜の開花宣言があり、今も春爛漫の桃源郷のような風景が目の前に広がっています。コロナ渦で規制されていた花見が解禁されて、桜の下で酒を酌み交わす人々が、桜の名所に溢れています。やはり春はこうでなくっちゃと私も思います。工房の周辺の桜も満開で、花びらが風に舞っています。今月の創作活動はどうだったのか、31日間の中で27日間は工房に通っていました。そのほとんどを新作の陶彫立方体の制作に当てていましたが、私の建てた集合住宅の階段下に置く中規模作品にも着手しました。夜は平面RECORDの遅れを取り戻すべく熱心に取り組んでいました。正直なところ、まだ挽回できずにいます。美術鑑賞では「戸谷成雄 彫刻」展(埼玉県立近代美術館)、「呉庭鳳展」(バンカート横浜)、「内田靖子展」(エリスマン邸)、それに加えて卒業制作展(女子美術大学)にも行ってきました。映画鑑賞では「ヒトラーのための虐殺会議」(シネマジャック&ベティ)、「零落」(横浜ブルグ13)に行ってきました。鑑賞は充実していたように思います。私が嘗て勤めていた学校の閉校式(横浜市立上白根中学校)に参列したのも今月でした。窯が損傷していたことに気づき、現在も修理のため使えなくなっているのもあり、何かと最近は気忙しかった気がしています。読書ではアンドレ・ブルトンの伝記を読んでいる最中で、ブルトンが提唱したシュルレアリスムについてすでに知っていることを再度確認しています。春爛漫の3月が終わり、明日から4月が始まります。陶彫制作では気持ちが緩まることもなく、そのまま突入していく感じですが、疲れを後に残さないように留意していこうと思っています。