Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 制作と鑑賞のバランス
週末になりました。今週を振り返ると9月になっても酷暑が続いていましたが、台風の影響で週末は天候が不安定になり、今日の気温は下がっています。このところずっと暑かったので、久しぶりに涼しい中での作業になりました。身体としては楽になった反面、ちょっと疲れが出て緩慢になっています。眠くて仕方がないのです。これで夏が終わって秋めいた季節になるとは限りません。天気が回復すれば暑さが戻ってきそうです。今週は相変わらず陶彫制作一辺倒で、来る日も来る日も陶土に立ち向かっていました。これが半年以上も続いているので、そろそろ慣れてもよさそうなものですが、一つとして同じ作品がないために新鮮さが失われないのです。毎日、創作意欲を高める刺激があります。とくに彫り込み加飾はその展開に悩みます。私は具象をやらないために直線と曲線しか要素がないので、それを組み合わせて新しい文様を作り出しています。そうした制作の毎日の中で、今週は一日だけ美術館へ鑑賞に行く日を作りました。木曜日は東京の六本木に出かけて、2つの展覧会を見て回りました。1週間の過ごし方としては制作と鑑賞のバランスが良かったと振り返っています。毎週そうしたいと願っていますが、見たい展覧会がないとそれは難しいかもしれません。常に展覧会情報を押さえておく必要を感じます。NOTE(ブログ)に何度となく書いていますが、制作と鑑賞は車の両輪のようなもので、良質な作品を見ることで思考を深め、暫し立ち止まって考える機会を作っています。技巧と思索の両面から攻めることで創作活動に活気を与えることが出来ると私は信じているのです。