Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 制作&社会的映画鑑賞
週末になりました。今週も相変わらず陶彫制作に明け暮れていました。このところ朝9時から夕方3時まで制作をやるようになって、寒さに身体が慣れてきたのではないかと思います。ただし、陶土は水を含んでいるので、悴んだ手をストーブで温めながら作業をしているのは言うまでもありません。ハンドクリームも頻繁に使っています。工房の窓から外を眺めていると、梅の花がちらほら咲いています。枝に小鳥がいると春の気配を感じます。空気が澄んでいるのか、工房から雪化粧した富士山がくっきり見えます。日本画の画題にでもなりそうな雰囲気ですが、私の場合は彫刻なので、ただ眺めているだけでスケッチもしません。さて、今週の水曜日は教え子と横浜みなとみらいにあるミニシアターに行ってきました。この映画館には初めて行きました。観た映画は「ビヨンド・ユートピア 脱北」で大変刺激的な内容でした。日本の近隣でこんなことがあるなんて信じ難いのですが、これは北朝鮮から韓国へ、身を隠しながら逃亡する家族のドキュメンタリーなのです。撮影クルーもよくぞ撮ったなぁと思うほど緊迫した場面の連続でした。私たちが日本で日常的に何不自由ない生活ができているのは、皆の努力の賜物ではないかとさえ思うようになりました。実は来週もこうした社会的映画を観に行こうと決めています。今週も夜はRECORD制作を頑張っていました。立体制作は昼、平面制作は夜というのが定番になりつつあって、それは平日も週末もありません。読書はRECORD制作の合間にやっていて、バロック時代の宗教画に憑りつかれてしまいそうです。