Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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意匠に思いを寄せて
現在、自分の創作と呼べるものは陶彫・木彫による彫刻作品とポストカード大の平面作品RECORDだけです。横浜市公務員という身分保障があって、週末だけで制作をしているのですから、これ以上は時間的に厳しいと言わざるを得ませんが、時間が確保できればやってみたい分野はかなりあります。自分らしさは自分の殻を抜け出したと思っても失われないものらしく、むしろ彫刻やRECORDで培った自分らしい意匠を、もっと広げてみたい欲求に駆られています。たとえば染織。自分が愛用しているバンダナのデザインやウイークディに着用しているネクタイをデザインしてみたいと思っています。陶芸による小品も作りたいのです。室内装飾にも、いつぞやブログに書いた舞台美術にも興味があります。本の装丁然り。そうしたもので生活費を稼いでいる彫刻家もいることでしょうし、それはそれで不況の折には厳しい状況があるとは思います。自分のようにまるで違うところで労働している方が気が楽なのかもしれません。自分が思う意匠の夢は、売れる売れないに関わらず、商業とは縁の薄い遊戯感覚で発想されたものなのです。