Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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午後は横須賀美術館へ…
職場の仕事は午前中に切り上げて、午後は年休を頂きました。年休を取った目的は、昨夜の陶彫成形の続きをやりたかったのです。昨夜は困難に直面したまま頭が朦朧としてしまったので、今日は何としても仕切り直おさなければ気が済まない状態でした。ところが昼間の工房は暑すぎて、昨夜と同じことになりかねないと判断し、日が落ちてから作業することにしました。せっかく取った貴重な休みなので、昼間は家内と車で美術館に出かけることにしました。青空にぽっかり浮いた白い雲。夏真っ盛りの風景を見ると海に行きたくなり、海と美術を両方堪能できる横須賀美術館を選びました。まさにガラス張りの瀟洒な白い美術館とその前に広がる青い海。開催されていたのは「ストラスブール美術館展」でした。19世紀末から現代に至るフランス絵画が並んでいて、旧知の芸術家たちの饗宴を鑑賞することが出来ました。別室では日本人若手作家によるテキスタイル作品にスペースが与えられていて、子供が楽しく作品と戯れていました。洒落たアートに接して、こちらも愉快になりました。帰宅後、工房に出かけて陶彫成形に汗を流しました。タタラ、紐、そして厚さを整えるための補充、ドベを使いながら表面を叩いたり裏側から押さえ込んだり…もう少し楽な方法はないかと思案しながら、膨らんだり萎んだりしている有機的形体と闘っていました。また明日の夜、頑張ってみます。この陶彫部品は明日には何とかしないと毎晩陶土をこね回しているので、そろそろ陶土が限界に達しています。