Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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2016年 新年の抱負
2016年になりました。まずは新春のお慶びを申し上げます。年が変わり、気持ちを新たにリセットできることは素晴らしいと感じます。今年も私のホームページは創作活動を中心にして、作品をあらゆる人に広報していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。昨年から制作を進めている陶彫による新作が2点あります。休庁期間が終わるまでは終日頑張り、願わくば5月初旬までに完成できればいいなぁと思っています。RECORDも新たなテーマで継続していきます。読書は昨年から取り組んでいるフロイトの「夢解釈」に挑みます。鑑賞は今年も情報を巡らせ、自分にとって刺激になる展覧会等に出会えればと思っています。今日は恒例になった初詣に出かけました。東京赤坂の豊川稲荷には、父が亡くなってから、私はずっと出かけています。父が存命だった頃は、愛知県の豊川まで車を飛ばして行っていました。遠い昔のことですが、相原の本家に捨ててあった小さな祠を、祖父母が拾ってきて、畑の隅にやしろを建てて祀ったようです。それが今も我が家に伝わる小さな稲荷で、現在は竹林の中にあります。元旦になると子どもだった私に、両親が細かく切った餅と油揚げを稲荷に供えてくるように命じました。札は豊川稲荷で護摩を焚いてもらっていました。それが私の代になった現在まで続いているのです。本家は没落して分家が栄えたのは稲荷のお陰だと祖母は言っていましたが、それは迷信に過ぎず、祖父母が生真面目に働き、自分もそれに倣ったのだと父は主張していました。私も父の言う通りだと思っています。それでも敷地に祠がある以上は、毎年新しい札にしているのです。夕方、東京赤坂から帰ってから工房に出かけました。明日から制作を開始するので陶土をタタラにしました。座布団大のタタラを3枚作りました。手が陶土に不思議に馴染んでいたのが分かりました。幸先がいいスタートになってくれればと思います。