Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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例年とは異なる5月です
新型コロナウイルス感染拡大が、日常生活に影響を及ぼす状況がこのところずっと続いています。5月になっても通常の生活に戻れる気がしません。そんな中ですが、今月の創作活動について考えてみたいと思います。創作活動は幸いにも職場での困り感とは大きく異なり、緊急事態宣言が延長されても大きな変化はありません。ただ、恒例の7月個展が開催できるのかどうか心配しているところですが、発表時期がずれ込んでも制作工程に従って、粛々と作っていく私の姿勢は崩れるものではありません。制作の姿勢としては、発表ありきではなく制作ありきなので、どんな状況であろうが制作の手は止めないつもりです。今月はゴールデンウィークがあり、他県移動を含めた外出自粛が呼びかけられています。私は創作活動第一主義なので、自宅と工房の行き来しかゴールデンウィークの予定を考えていません。今月中には陶彫による新作は全て完成させる計画でいます。5月31日(日)に図録用の写真撮影を予定しているため、必ず完成させるしかないわけで、そのためにゴールデンウィークを制作一辺倒で考えている次第なのです。陶彫制作の他にRECORD制作も遅れを取り戻すべく頑張ろうと思っています。自宅のリフォームが大方完成し、RECORD制作が出来る環境が整ってきました。鑑賞は緊急事態宣言の延長によって美術館や博物館、劇場や映画館の休館が続くかもしれず、足を運んでオリジナル作品に触れる機会が今後もあるのかどうか、皆目分からない状態です。個性的な映画を扱うミニシアターは存続の危機に晒されているとも聞いております。私の好きな分野が風前の灯火であることに心が痛みます。もちろん作品を扱うギャラリーも同じです。新型コロナウイルスが一刻も早く収束してくれることを祈るばかりです。読書は創作の刺激にもなるイサム・ノグチ関連の書籍を読み漁って、今月も有意義な1ヶ月にしていきたいと思っています。