Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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飛躍の6月を振り返る
今日で6月が終わります。今月は7月個展のために図録を作成し、案内状も自宅に届きました。個展に出品する作品の梱包を始めていて、現在は陶彫部品を収納する木箱の製作に追われています。木材を調達しながら木箱を作っているので、意外に時間がかかっています。それと同時に来年発表をする作品に取り掛かりました。飛躍の6月とタイトルに書いたのは、新作に向けた意気込みがあって、充実した1ヶ月が過ごせたからです。新作はここからスタートして来年の図録用の撮影日まで続くのです。来年の新作のイメージは随分前から湧きあがってきていて、全体枠に定まらない石庭空間のようなものが漠然と見えています。個展には毎年大きな作品と中くらいの作品を出品していますが、来年に向けた作品はどちらも同じコンセプトで作る予定で、大中統一した作品になる予定です。今月も毎日工房に通いました。校長職にあった時のようなしっかりした制作計画を立てることはなく、毎朝とりあえず工房に行って作業を始めているような生活になっています。週末毎の制作から毎日の制作へ変わるということは、こんなところにも現れています。加えて公務員を退職してから自分のことだけを考えていられる生活に幸福を感じています。鑑賞も今月は充実していました。「モンドリアン展」(SOMPO美術館)、「イサム・ノグチ 発見の道」展(東京都美術館)、「柳原義達展」、「川瀬巴水展」(両方とも平塚市美術館)、「国宝 鳥獣戯画のすべて」展(東京国立博物館)と訪れた場所を列挙すると、ネットで予約を必要とする展覧会が多く、これからの美術館等の入場のあり方を示していると言えそうです。今月は映画館に行くことは控えてしまいました。コロナ渦で感染者数が日々発表される状況では、映画館や劇場に行くことに消極的になってしまいます。今月は新型コロナウイルス・ワクチン接種を東京大手町の大規模接種センターでやってきました。2回目は来月中旬に予定しています。接種をしたからと言って新型コロナウイルスが治癒するわけではないので、感染予防はやっていかざるを得ません。気温が上昇してマスクが辛い生活になっていますが、この処置は来月も続きそうです。日々制作するRECORDは、どうしても悪癖から抜け出せず、今だに下書きが先行してしまい反省するところです。読書はゴーギャンの彫刻に纏わる書籍が面白くて、よくNOTE(ブログ)に取り上げています。もうすぐ読み終わりそうで、来月はこれに代わる書籍を考えます。