Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 酷暑の7月を振り返る
今日は週末で、美大生や後輩の彫刻家が工房に来てそれぞれの制作に励んでいました。これは最近恒例となった週末の風景です。あわせて今日は7月の最終日なので、今月を振り返ってみたいと思います。今月は東京銀座のギャラリーせいほうでの個展がありました。今回で17回目を迎えました。創作活動一本になった私にとっては最重要な開催事で、このために1年間制作に邁進していると言っても過言ではありません。今回もコロナウイルス感染症が猛威を揮う中、大勢の方々が東京銀座まで足を運んでくださり、貴重な意見をいただきました。毎日ギャラリーに通って対応していた私は、大変満足を覚えました。また今月は例年にない酷暑になり、個展の準備期間では結構辛い思いもしました。制作に関しては来年に向けた新作に挑んでいて、既に焼成している陶彫部品もあります。来年の作品は毎日1点ずつ作っているRECORDと関連しているので、陶彫部品の遅れがイコールRECORDの遅れとなっています。今後は陶彫部品とRECORD双方で頑張っていかねばならないと思っています。それにしても創作活動を中心とした生活は、本当に時間が経つのが早いなぁと感じていて、それだけ日々充実している生活なのかもしれません。彫刻という表現媒体は、何という量の時間と労力を費やすものだろうと改めて感じ入っている次第ですが、こんなふうにやっていて果たして人生に終焉が訪れるまでに、私には満足できる空間が手に入るだろうか、素材を思うように操ることができるのだろうかと、つい考え込んでしまう自分がいるのです。そんな時でも焦らず休まず制作をしていきたいと思っています。今月の鑑賞について書きます。まず美術展ですが「ルートヴィヒ美術館展」(国立新美術館)と同美術館で開催していた「毎日書道展」、横浜の画家によるグループ展(みつい画廊)に行って来ました。映画では「エルヴィス」、「キングダムⅡ」(TOHOシネマズ鴨居ららぽーと)、「歩いて見た世界」(岩波ホール)へ行きました。鑑賞は充実していたように思います。読書では「彫刻の歴史」と「絵画の黄昏」を読んでいます。これは2冊とも来月に継続していきます。