Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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2月も陶彫制作は継続予定
2月になりました。教職との二束の草鞋生活の時は、その月は週末が何回あって、どこまで制作を進めていけるのか、目標を立ててその意気込みを発信していましたが、今となっては毎日が制作三昧なので、季節が移っても継続あるのみです。ただし、この寒さはまだ続くのかが気になるところで、春が待ち遠しいと感じています。工房は内壁がないため、冬は寒く、夏は暑い、という自然のままの気温なので、春や秋が創作活動には最も相応しい季節だと実感しています。陶土を扱っていると、身体には不快な梅雨の季節が、陶土の乾燥を考えるとちょうど良いと考えられ、陶彫至上主義で言えば湿度が高く、乾燥がゆっくり進む時期が最適ではないかと思っています。湿潤温暖な日本で陶芸が発展したのも頷ける理由かなぁと思います。陶土の罅割れは急な温度変化や乾燥によるものと自分は考えていますが、どうでしょうか。2月は寒さもさることながら乾燥が一番心配です。そうは言っても制作を先に進めないと、個展に間に合わない事態になるので、日々頑張るしかないのです。今月も美術館や映画館へ行って鑑賞をしてくる予定です。最近は演劇や音楽会には足が遠のいています。高校の同級生の竹中直人さんに自らが出演している芝居に誘われましたが、コロナ渦を理由に辞退してしまいました。現在映画監督をしているというので、映画には必ず行こうと思っています。読書は現在読んでいるシュルレアリスム関連の詩文を中心とした書籍を読み終えたら、次は多少論理的な書籍を読もうと思っています。詩文ばかり目を通していると私自身の感覚も苦しくなってくるのを今回は認識しました。詩人は詩を書き続けていくのが仕事ですが、それは私には尊敬に値するものです。勿論私のように造形をやり続けているのも同じですが、そうした特殊な分野に染まっていくことは自分の仕事を含めて、常軌を逸したことなのかもしれないと思うようになりました。私より何倍も遥か先まで専門を煮詰めている科学者も、その意欲が続く限り自らを追い込んでいくのだろうと思っています。今月も創作活動を頑張っていきます。