Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

夏真っ盛りの8月に…
夏真っ盛りの8月になりました。沖縄近くには台風6号が居座り、また日本各地では体温を超える酷暑が報告されています。まさに8月だなぁと思います。私は教職に長く就いていたために8月と聞くと、夏季休暇を思い出してしまうのですが、退職した今となっては1年を通して休暇なので、有難くも何ともありません。創作活動に関しては特別な休暇はなく、焦らず休まず継続していく仕事なので、夏の気分はまったくしていないのです。それでも美術館等に頻繁に出かけたいと願っています。逆に泊を伴う旅行は考えていません。最近のニュースを見ていると、コロナ禍の規制緩和があって、どこの観光地も混雑している様子が伺えるので、これはもう少し状況を見た方がいいかなぁと思っています。陶彫制作に関しては365点で完成する陶彫立方体を作り続ける予定です。先月から工房内が蒸し暑いので、作業時間を短くしています。それでも毎日汗を流し、シャツや頭に巻いた手ぬぐいがびっしょりになっています。人間は無理のない範囲ならば、夏の暑いときに汗をかいて過ごすのが健康的なのではないかと私は思っています。空調設備のあるところでずっと過ごすと、気温に対する抵抗力がなくなってしまうのを、私は恐れているのです。若い頃から過酷な条件の作業場で制作をしてきた私は、風邪を引いたことがありません。そんな生活を今月もしていこうと思っています。美術館や映画館は、私には最適な環境を齎せてくれていて、じっくり鑑賞するには心地よい場所と言えます。そこで観たものを振り返り、自分の中で解釈し思索する過程で、感性を刺激し知識を蓄積するのです。人間が生きていく上で必要なものは衣食住の他に、そうした文化意識だろうと私は考えます。8月は少しでも人間力の裾野を広げられるようにしたいものです。読書は同一著者の2種類の書籍を読んでいますが、今月は2書類とも読破したいと思っています。