Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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創作に邁進した4月を振り返る
今日は週末ですが、4月の最終日でもあります。この1ヶ月は創作活動としてはどうだったのか、自己評価すれば、自分としては精一杯邁進した1ヵ月だったと振り返っています。昼は陶彫制作、夜はRECORD制作をやっていて、その合間に読書をして、NOTE(ブログ)を書いていました。日頃から自分が思い描いていた生活を送っていましたが、創作活動は精神の産物なので、日々の意欲の維持と感情のコントロールが不可欠でした。今月のような状況を今後もずっと続けていられるかは些か疑問で、余裕が出来れば緩急があってもいいかなぁと思っています。今月は30日間のうち29日間は工房に出かけました。窯入れをしている期間は、工房の照明が使えないので、自然光で制作をしているか、温度確認をしてから映画館や美術館に鑑賞に出かけた日もありました。工房に行かなかった1日は、声楽家の叔父のリサイタルがあった日でした。今年87歳の叔父の頑張りに素直に拍手を送りました。身近に自己表現者がいてくれる嬉しさは、私にとって格別な幸福を齎せてくれるのです。映画館や美術館に出かけた日は、朝のうち工房に確認に出かけていたため、29日間のカウントに入っています。音楽鑑賞として「下野昇テノール・リサイタル」(長津田みどりアートパーク)、美術鑑賞として「東福寺展」(東京国立博物館)、「ヘザウイック・スタジオ展」(森美術館)、映画鑑賞として「マリウポリ7日間の記録」(渋谷イメージフォーラム)に行ってきました。今月は鑑賞も充実していたように思います。今月は窯のヒーター線が切れて、その修理もありました。RECORDの制作は夕方から深夜に及ぶこともありましたが、現在作っている陶彫作品とテーマが連動しているため、長時間の作業時間は仕方がないところもあります。今夏の個展では5ヶ月分の作品を出すので、来年残りの分を制作することを考えると、この生活は来年も続きそうです。読書はシュルレアリスム関連の書籍から始まって、現在は現代美術の多様化に貢献した芸術家マルセル・デュシャンの著作集を読んでいる最中です。いずれもその難解な思索にも悩んでいますが、少しでも自分の糧になればと思っています。