Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

週末 個展準備と来年への展望
週末になりました。先日の図録撮影の時に手伝ってくれた後輩の彫刻家が工房にやってきて、自らの作品に真摯に向き合っていました。私は「発掘~記録~」の制作継続として陶彫立方体を今週から作り始めました。一度しっかり休んで気持ちをリセットした方がいいなぁと思いつつ、撮影日からの勢いが止まりません。今夏、東京銀座のギャラリーせいほうで発表する作品の準備を行う傍らで、来年の夏に向けて陶彫立方体の残り214点を作り始めたのです。個展の準備としては「発掘~坪庭~」の土台の裏側の塗装を終えました。「発掘~坪庭~」と「発掘~記録~」のそれぞれにつける印を彫り上げました。小さく切った和紙に印を押し始めましたが、「発掘~記録~」は大量にあるので、これは大変だなぁと思っています。そろそろ梱包用の木箱を用意しなければならず、作品が出来上がっても次から次へと作業があって、作品が私に休む機会を与えてくれません。「発掘~記録~」は2年間にわたって制作をするので、今夏の個展は折り返し地点に過ぎません。しかも組み合わせを自由に考えられる陶彫立方体なので、空間演出をいろいろ広げていける可能性を秘めています。これは私にとって願ってもない愉快な作品の在り方なのです。勿論それぞれの立方体に加飾する文様には頭を悩ます要素がありますが、それさえも私は得意と感じるものがあって、それ故に休憩を必要としないのかもしれません。今週は台風の影響もあって、工房は蒸し暑くなりました。いよいよ夏の到来だなぁと思っています。汗を滴らせながら制作をしていくのは若い頃からの習慣になっていますが、加齢のせいか身体への負担はあるように感じています。昨年も夏は一日中制作をするのを諦めました。夕方早めに作業を切り上げた記憶があります。今週はたっぷり一日かけて制作をしてしまいましたが、そのうち身体と相談していきたいと思っています。